「白雪姫って、そんなに怖いの?」
って気になってません??
かわいい白雪姫の世界を巡るアトラクションのはずなのに、
「あれ、ホーンテッドマンションより怖いよ…」
と言う人が続出しています。
「子どもが乗る前はニコニコしていたのに、降りてきた時にはギャン泣していた」
という話は珍しくありません。
そこでこの記事では、白雪姫と七人のこびとがなぜ怖いのか?
その具体的な理由を、体験談をもとに解説します。
そもそも怖いアトラクションとして設計
まず大前提として、このアトラクションは、もともとお化け屋敷として設計されたものです。
白雪姫のアトラクションに、怖い要素があるなんて意外ですよね?
実は日本では、名前から「Scary(恐ろしい)」という言葉が削られているからです。
海外のディズニーランドでの名称は、
「Snow White’s Scary Adventures(白雪姫の恐ろしい冒険)」。
タイトルに「怖い」と入っているくらい、最初から怖さを前提に作られたアトラクションなんです。
それを知らずに、
「白雪姫だから楽しそう」
と油断して乗ると、入った瞬間から、
「あれ、思ってたのと違うな…入口間違えた?」
となります。
実際、乗り場の前には、
「怖い魔女が登場しますよー。チビッ子は注意して下さいねー」
という注意書きが出ています。
ここまで書いてあるのに、気づかずに乗ってしまう人がいるのは、
「どうせ、かわいいアトラクションしょ?」
という先入観のせいだと思います。
元は白雪姫が登場しない設計だった
このアトラクションが、最初に作られたのは1955年です。
カリフォルニアのディズニーランドのオープンと、同時です。
当時の開発者たちは、
「ゲスト自身が白雪姫なので、アトラクションの中に白雪姫がいたら、ゲストの居場所がなくなる」
という考えで、最初は白雪姫が一度も登場しない設計でした。
つまり最初から最後まで、完全に魔女無双だったわけです。
怖い(||゚Д゚)
その後、「白雪姫はどこ?」というゲストの声を受けて、白雪姫の登場シーンが追加。
同時に、女王が老婆の魔女に変身するシーンも、追加されました。
「ハッピーを1つ増やしたら、トラウマも1つ増やすよー」
というバランスの取り方には、思わず苦笑いしてしまいますね。
魔女の追跡から逃げ続ける2分半
このアトラクションを初めて乗った人が、必ずぶつかる疑問が、
「白雪姫、ドコ?」です。
キョロキョロo(・ω・ = ・ω・)o
タイトルに名前が入っているのに、白雪姫の登場は、約2分30秒のアトラクション中に1回だけ。
それどころか、魔女の登場回数はアトラクション中に7回も…。
誰かが、
「このアトラクションの、本当の主役は魔女だ!」
と言っていましたが、数字で見るとまさにその通りですね。
「白雪姫と七人のこびと」
というより、
「魔女の追跡から逃げ続ける2分半」
と表現したほうが、正確かもしれません。
あなたが白雪姫というコンセプト
白雪姫が出ない理由は、
「ゲスト自身が白雪姫として体験する」
というコンセプトがあるからです。
つまり、魔女に何度も追い詰められ、怖い森を彷徨い、最後に岩を落とされそうになるのは、すべて「あなた自身の体験」として演出されているから。
映画のストーリーを「見る」のではなく、白雪姫が感じた恐怖を「体験させる」という設計です。
これを知ってから乗ると、魔女がこちらに向かってくるシーンの怖さが、全然違って感じられますよね。
「魔女のターゲットは白雪姫ではなく、今このトロッコに乗っている自分だ」
という感覚になるんです。
誰もが怖いと感じる5つの演出
「なんとなく怖い」ではなく、具体的にどの演出が怖いのかを整理します。
乗る前に知っておくと、ある程度の心構えができますよ。
最初から最後までほぼ暗闇
アトラクション内で明るいシーンは、七人のこびとと白雪姫が一緒にいる場面だけ。
それ以外はずっと暗く、緑色の不気味なライトが森全体を照らしています。
暗闇の中でギラギラとした目を持つ木や、骸骨、不気味な洞窟が次々と出現。
暗所が苦手な人にとっては、それだけでかなりの恐怖です。
とは言え、人は本能的に暗闇を怖いと感じますので、別に臆病でも何でもありません。
堂々と怖がりましょう。
安心させといて直後に恐怖を出す
個人的には、これが一番怖い仕掛けだと思っています。
七人のこびとの家の明るいシーンで、
「あ、やっと普通のシーンだ」
とホッとした瞬間、後ろのドアが開いて目の前に魔女が現れます。
「安心させといて、その直後に恐怖演出を出す」という構造は、お化け屋敷の定番の手法。
分かっていても、ビビっちゃいます。
これを白雪姫の世界観の中でやられると、効果が倍増しますね。
「パンフレットで顔を隠しながら乗った」という体験談があるくらい、この落差は強烈!
七人のこびとのシーンでは、決して油断しないで下さい。
あのドアの向こうに魔女がいますよー。
魔女の造形がリアルすぎて怖い
乗り場の前に貼られている、ポスターの魔女でも十分怖いです。
しかし、アトラクション内に登場する魔女は、暗闇の中で突然出現…!
ポスター以上に、怖く感じますね。
毒リンゴを差し出す老婆の形相、暗い実験室で毒を調合するシーン、笑いながらこちらに近づいてくる動き。
もうこれは、子ども向けアトラクションのクオリティではありません。
「子供向けとは思えない怖さ」という感想が多いのは、造形へのリアルな作り込みが原因です。
ライドの古さが余計に不安を生む
このアトラクションはディズニーランドの開園当初からある、40年以上の歴史を持つ乗り物です。
トロッコがガクガクしたり、ギシギシという音を立てながら進みます。
「コレ、壊れるんじゃないか…?大丈夫…?」
という漠然とした不安が、暗闇の中での恐怖に上乗せされます。
スペースマウンテンや、ビッグサンダーマウンテンのような「設計された怖さ」ではありません。
「古い乗り物に乗っている不安感」という、リアルな怖さが混ざっているんです。
これはホーンテッドマンションにはない、独特の怖さですね。
日本だけバッドエンドで終わる
アトラクションの最後では、魔女がこちらめがけて、大きな岩を落とそうとしているシーンで終わります。
王子様は現れません。
助けも来ません。
ただ岩が落ちてくるだけ…。
\(^o^)/オワタ
カリフォルニアのディズニーランドでは、「幸せに暮らしましたとさ、おしまい」という、絵本の定番シーンで終わります。
パリのディズニーランドでは、王子様が助けるシーンまで描かれています。
な・の・に!
バッドエンドで終わるのは、世界中のディズニーランドの中で東京だけ。
なんで?
オリエンタルランドだから??
「え、これで終わり?ワタシ助からないの?」
という後味の悪さが、降りた後にも怖さを引きずらせます。
ちなみに、
「アトラクションを出て現実に戻った時、それぞれの解釈でハッピーエンドを完成させてほしい」
という、ディズニーのメッセージが込められているそうです。
乗り終わった直後は、このメッセージを受け取る余裕がないくらい怖いですが…。
白雪姫が好きな子ほどトラウマになる
「白雪姫が好きだから、我が子に乗せてあげたい!」
という親心はよくわかります。
でも、映画の白雪姫が好きな子どもほど、トラウマを負うリスクが高いと思っています。
白雪姫の映画が見られなくなった
映画の白雪姫を見て「白雪姫かわいい!大好き!」となっている子どもは、アトラクションにも同じイメージを持って乗ります。
ところが、ところが!
中に入ったら、暗闇と魔女の連続。
白雪姫は、ほぼ出てこない。
若くして、大人の世界の厳しさを痛快します。
しょぼーん(´•ω•`)
このギャップが、好きなキャラクターへのイメージを壊して、トラウマになるケースがあります。
「これに乗ってから、うちの子は白雪姫の映画が見られなくなった…」
という被害者の声は、実際に複数あります。
好きだからこそ傷つく、という逆説的な怖さが、このアトラクションにはあるんですね。
乗せる目安は小学生ぐらいから
ライド条件に、身長制限はありません。
しかし、怖さという観点で言うと、幼稚園児(3〜5歳)は号泣する可能性が高いです。
小学生になって、怖いものとフィクションの区別がつくようになってから乗るのが、子どもにとっても楽しめるラインだと思います。
「空いているから乗ろう」という、スモールワールドに乗るような、軽い気持ちで小さい子どもを連れて行くと、その後まで悪影響することがあります。
子どもの性格を見ながら、慎重に判断して下さい…。
白雪姫という名前に騙されないで!
白雪姫と七人のこびとが怖い理由は、かわいい名前の裏にホラーアトラクションとしての設計が、丸ごと隠れているからです。
暗闇、魔女7回登場、安心した直後の恐怖、古いライドの不安感。
そして、バッドエンド。
これだけの要素が、2分30秒に詰め込まれています。
怖いもの好きな人には、最高のアトラクションです。
コースター系やお化け屋敷系とは、また違った恐怖があります。
しかし、「白雪姫だから大丈夫!」と油断して乗ると、たぶん後悔するでしょう。
乗る前にこの記事を読んでいれば、ある程度の心構えはできます。
でも、心構えをしていても怖いのが、白雪姫のアトラクションです。
ぜひ一度、覚悟を持って乗ってみて下さい。


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